「出産祝いの現金の送り方」を詳しく解説
ここでは、出産祝いで現金を贈る場合の送り方を詳しく解説していきます。
出産費用の負担を軽くしてあげたい気持ちがある場合は、現金を贈ってあげるのが良いです。
産後は物入りの他にも好きなものは自分で選びたいという人は多く、現金は出産祝いとして贈られるものの中でも評判の良いものとなっています。
出産祝いに現金を送る場合の大まかな手順
現金を送る場合、通常の封筒に入れてお金を郵送すると郵便法違反となってしまいます。
このため出産祝いに現金を送る場合には、郵便局やゆうゆう窓口にて祝儀袋の入る大型現金書留封筒を購入しましょう。
具体的な送り方は下記の手順です。
- 祝儀袋の入る大型現金書留封筒を購入
- これに宛先と差出人の住所氏名電話番号を書く
- 祝儀袋にお祝いのメッセージを入れる
- 書留封筒裏面の指示通りフタを3重にしてしっかりと貼り付ける
- フタに印刷された点線の◯枠内にシヤチハタなどで捺印するか苗字のみの署名を◯で囲む封かんをします。
- 出来上がったら郵便窓口へ持って行き、所定の手続きを済ませて送料を支払う
上記の手順で現金書留で出産祝いが発送を行いましょう。
詳しくは下記で説明していきます。
現金書留封筒の入手方法
現金書留封筒は切手や葉書などとは違いコンビニでは取り扱われていないため、郵便局の窓口やゆうゆう窓口で購入します。
この封筒には通常の現金書留封筒と大型現金書留封筒がありどちらも一枚21円です。
このとき、出産祝いを現金で贈る場合には祝儀袋が入る大きさの大型現金書留封筒を選びます。
現金書留封筒の使用法
祝儀袋を入れてからだと書きにくいため、入れる前に封筒表面の「お届け先」「ご依頼主」欄それぞれに住所、氏名、電話番号を書き入れます。
次に祝儀袋を書留封筒に入れますが、この時にお祝いメッセージの手紙を同封してもOKです。
封をする際には書留封筒裏面に書かれた方法に従い、下フタを起こしてから中フタを貼り付けその上に下フタを貼り、更にその上に上フタを貼るというようにしっかりと封をします。
のりづけが終わったら一番上のフタにある丸い点線の枠内に印鑑や署名にて封かんをします。
この時の印鑑はシヤチハタでよく、署名の場合には苗字だけを書いて◯で囲みます。
現金書留封筒の発送方法について
現金書留封筒は直接ポストには投函せず、郵便局の窓口まで持って行きそこで手続きをして発送してもらいましょう。
速達や配達証明を希望する場合にはその場で伝えるようにします。
窓口でいくら分の現金を送るのかを聞かれ、それにより送料が変わりますが、万が一の場合に実損額を補償してもらえることもあるため正確に伝えるようにします。
これら一連の手順により出産祝いの祝儀袋を現金書留で発送する作業が完了します。
現金書留に手紙やメッセージは同封できる?
現金書留の封筒に手紙やメッセージカードを添えるのは何の問題もなく、贈られた側にとっても嬉しいものです。
一方でマナーについて紹介しているサイトなどによっては現金書留に手紙やメッセージは同封できないと紹介されている場合があります。
しかしながらこれに関してはかつてヤマト運輸の「クロネコメール便」というサービスにおいて手紙などの信書を送ることが郵便法違反とされたことがあり、その時のニュースが間違って記憶されたと考えられます。
現在ではクロネコメール便のサービスはすでに終了していることに加え、現金書留で手紙を同封することが可能であると郵便局の公式ホームページのQ&Aにて紹介されています。
またどうしても心配という場合には、郵便局の窓口で直接聞いてみるという方法もあります。
一言メッセージを書く場合に便利な一筆箋の使い方
一筆箋とは5から6行の文章が書ける短冊形の便箋で、短いメッセージを書くのに適しています。
しかしながら手紙として送る場合や、目上の人に送る場合には一筆箋は避けて通常の便箋で送るようにします。
一筆箋の使い方の基本は以下のようになります。
- 頭語、結語は使わない
- 最初に相手の名前、最後に自分の名前を書く
- 余白を持たせて簡潔に書く
- 一筆箋用に別の封筒に入れても入れなくとも良い
こうして書いた一筆箋は、家族や友人の出産祝いに簡潔なメッセージを添えるのに適しています。
出産祝いを現金書留で送る場合には、まず郵便局で専用の封筒を購入し、封筒裏面の手順通りに封をして、郵便局窓口にて所定の手続きをします。
確実に相手に届け、万が一の場合に補償してもらえるようにするためにはこれらの手順をしっかりと守るようにします。
このため出産祝いに現金を送る場合には、書留封筒に一筆箋でも良いので一言お祝いのメッセージを添えると失礼な印象を与えずに相手も喜んでくれるものとなります。
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